日本茶の保存方法
お茶の香味を変化させる三大要素、それが温度、酸素、日光です。
これらを避けるために、市販のお茶は遮光性が高く、空気抜きをして密封した袋に入れて冷暗所にて保管します。
・購入後の保管容器
お客様はお茶を購入した後、使い勝手の良い茶缶や茶筒に移すことが多いです。
今では袋自体にチャックがついているので、袋のままの保存でも問題ありません。
なるべく気密性の高い容器で保存するのがベターです。
本当にお茶を愛してやまない方はエージレスなどの脱酸素剤とシーラーを購入することで
販売店での販売時と同じ状態で保管できます。
・購入後の温度管理
購入後、開封前のお茶は冷蔵庫や冷凍庫での保管をお勧めしています。
その時に注意したい点は冷蔵庫などから出してすぐに開封しないことです。
露を打ったり外気の湿度を吸いますので常温に戻ってから開封してください。
また、開封後は冷蔵庫には戻さないでください。
冷蔵庫内は温度的には理想ですが、他の食品も多くお茶に匂いが吸着してしまいます。
冷暗所での保管がベターです。
本当のお茶愛好者を目指す方でしたらワインセラーのように、茶専用冷蔵庫を持つのをお勧めします。
・飲みきりの目安
季節や保管状況にもよりますが、開封後1ヶ月から2ヶ月で飲みきる事をお勧めします。
色々なお茶を楽しみたい方は50gなど少量の袋で色々な種類を飲み比べるのはいかがでしょうか。
専門家の舌では変化は3日程です。
しかし少々変化をしても、再乾燥をご自身で行うと戻ります(参照:-悪くなった茶葉の活用-)
しまた、一概に変化を悪しとは言い切れません(参照:-熟成とは何か-)
あまり深く考えこまずに、変化も含めてお茶を楽しんでください。