富士市茶手揉み保存会の焙炉の修繕をしてきました。
「焙炉(ほいろ)」 とは、手揉み茶を造る為の道具のことです。
和紙を張った「助炭(じょたん)」という台と火炉の2つのパーツで出来ています。
火炉の熱源は昔は炭、今はガスや電気です。
下から温めた助炭の上にお茶を乗せ揉む事でお茶を造ってきます。
今日は来年の献上茶を見越して助炭の張り替えと修繕をしてきました。
修繕はよくやりますが、助炭の張り替えとなると大仕事なので頻繁には出来ません。
実は今回が初体験・・・。
幸いな事に富士の手揉み保存会にはベテランの長老がたくさんいらっしゃるので
知恵を借りながら張り替えの勉強です。
和紙を適当な大きさに切り、糊で貼っていきます。
一枚では足りないので何枚かを張り合わせます。
和紙は糊でしっかり貼り合わせ、空気や隙間をつくらないようにします。
四隅は三角に切った和紙で補強。
ここまでやって残りは乾いてから後日やることに。
焦って貼っていくと、和紙が乾燥して伸びるのでしわが出来て残念な事になります。
ついでに石坂の茶園を見てきました。
すっかり冬ですね。
葉の一枚一枚がハードニングして固くなっていました。