足利・桐生へ その2

11月27-28日

関東の北端、栃木県足利市~群馬県桐生市へ訪れました。

二日目、28日は桐生の梅田地区へ。

梅田は現在も自家飲用のお茶を作っている地域。

少し登って標高800mまでの斜面には茶園があります。

この地域の茶の葉を揉むのに農協が工場を持っていたのですが

数年前に解散をしてしまいました。

その後、工場の経営を引き継いで、

新たに立ち上げた「ぐんま製茶」の代表取締役をされている

稲葉知幸さんにお会いしてきました。

正面入り口です。

梅田製茶 の文字の看板の歴史は相当長いのでしょう・・・

あえて、残す。先人への敬意を感じます。

梅田では都合400軒ほどの農家がお茶の葉を持ってきます。

しかし、それも漸減しつつある中でどのような経営をしたら良いか。

稲葉さんの出した答えは「桑茶」

桐生は太古から織物の街でしたので、養蚕が盛んでした。

必然蚕のエサである桑栽培も盛んでした。

現在、下火になっている養蚕や桑の栽培にも新たな需要を造れる。

そんな桑茶に挑戦し、足かけ7年で体制を確立されています。

これが桑の葉

この葉を揉んで、お茶へ。

摘採

こんな具合に摘むのだそうです。

6月から10月まで、桑のシーズンはあります!

お茶より長い!!

歴史のある工場

プーリーや滑車、木造のベンチレーター

まるも の工場そっくりでテンションも上がります!

仲間発見!?

大量の茶箱

農家ごとのお茶を分けるのに必要だったのかな??

店舗の様子

桑茶は3種類

桑茶、桑茶パウダー、桑茶の焙じ茶

群馬、桐生に何があるのか。

あるものを組み合わせて始めた新規事業。

稲葉さんは自身をベンチャー企業家だとおっしゃっていました。

慎重で謙虚な先駆者にお会いできて大変勉強になりました。