まるもの茶業日記

師走番茶

今年最後のお茶造り。

造るのは昨年と同じで「師走番茶」です!

 

 

 

真冬の茶園

 

 

大渕の茶園です。

 

ここは自然栽培園。

環境が許してくれるので挑戦しています。

 

 

 

原料はこんなかんじです。

師走番茶の原料

葉は寒さでガッチリ硬くなっています。

冬を越す為に、次の春芽を出す為に、

この時期の葉は頑張って光合成してます。

 

 

 

 

 

摘んできた葉を煮てみると葉と枝が分離します。

その辺りが釜上げの目安にしています。

こんなかんじになります ↓

初日の葉

 

このまま乾燥させて完成!

うっすら白いのはお茶の成分です。

師走番茶、完成!

 

 

 

 

 

飲み方ですが、3gを1リットルの水で煮出す事15分。

作り置きをして麦茶の代わりに飲めます。

 

うっすらとした甘味が体に優しいお茶です。

少し後発酵してるのでほのかに酸味が感じられます。

料理ではお茶漬けにも向いています。後発酵のお茶は実は塩味に合うんです! お腹にも優しい。

 

葉の形そのままなのが、冬に大事な葉を頂く茶の木への敬意ですが(片づけも楽です!)

皆さんが飲む時に濃い味に作りたい場合は手で砕いてから煮出してみて下さい。

 

 

季節的に原料の葉に含まれるカフェインが少ないのですが、

煮出す事でさらに少なくなるので小さなお子様や妊婦さんでも安心なお茶です。