11月19~22日
茶園の裾を切りました。
こんな具合に、なるべくウネ間を開けておきたかったのです。
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本来、お茶のウネ間を開けるのは作業性の向上が目的ですが
今回はコイツの為の処置です ↓
でん!
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葉脈より上の中央付近の黒い点が問題の虫です。
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・・・・・よく分からない?
それでは拡大して見てみましょう ↓
これが昨今静岡で話題の新害虫、チャトゲコナジラミの幼虫です。
三重や京都で猛威をふるった虫で、2010年に静岡にもいるのを発見されました。
このまま越冬して、春に新芽を食い散らかします。
ものすごい繁殖力で一気に増えて目も開けられない虫ですので
先手を打っての対処が必要!
だもんで、すそ切りをしました。
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この虫、越冬するのは茶の木のすその葉の裏なので
張り付いてる葉を切り落とすのが有効なのです。
また、マシン油乳剤という油を散布することで気孔を塞いで防除する際にも
奥の葉までしっかり油膜をつくれるので裾が開いてた方がgoodです!
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普段、慣行農法ではこの時期にすそを切ったりはしないのですが、
それはチャトゲコナジラミがいなかったから。
今回は来年を考えての先手の作業です!